主要国別輸出可能年式/品質・整備・商品化水準
01.
チリ
- オリジナル輸入禁止局や北部イキケと南部プンタアレナス州のみ条件付輸入許可
- 年式に対する規制はない、ただチリ経由バイパス輸出されるボリビアは5年以内の車両のみ可能
- 過去の事故の有無よりも現在時点の外観および性能の定常状態を重視する
- 迅速な販売のためには、塗装板金など相当な外観商品化作業が必要
02.
ドミニカ(ボール)
- 5年以内にタクシー、レンタカーなどLPG車両の最大輸出国
- 大型トラックとバスは最大15年以内の車両までも輸入が可能
- 関税及びその他の輸入関連付帯費用関連政策の頻繁な変更状況注意が必要
03.
グアテマラ
- 年式に関する規制はありません。ただし、VINナンバー再舵車の輸入禁止
- 1台あたり$2,000~$3,000 程度の低価格車が輸出される
- 乗用、乗合、トラックがすべて輸出されており、月平均800~1,000台程度の輸出実績維持
04.
ヨルダン
- 5年以内の車両のみ輸出可能。厳しい基準で無事故車両を中心に車両を輸入する
- 国内輸出電気自動車の70%程度を占めるほど韓国産電気中古車に対する好みが高い
- ヨルダンのバイヤーは近くのパレスチナ、イラク、サウジアラビアへの輸出車両も扱う
05.
サウジアラビア
- 5年以内の車両のみ輸入を許可する。ディーゼル車を中心に輸入。
- 大きな事故や事故部位が多い車両や塗装部位が多い車両は忌避や大幅減価
- サウジジェダ港、ヨルダンアカバ港、ドバイゼベルアリ港などの出荷港が多様化
06.
キルギス
- ロシア、カジフスタン、ベラルーシとユーラシア関税同盟締結国家である
- 7年以内の車両のみの輸入許可 / 2015年からウーハンドル車両の輸入禁止
- 乗用LPG付き、乗合、貨物など多様な車両がすべて輸出され、2022年以降輸出台数急増
- 2019. 以前は1台あたり2,500ドルの低価格 / 2020. その後は4,500ドルから15,000ドルの高価な輸入
07.
タジキスタン
- 年式に関する規制はありません
- 1台あたり$2,500~$3,500程度の低価格車中心に輸出される
- 乗合車を除く様々な車両がすべて輸出となり、2022年以降輸出台数の急増
08.
アゼルバイジャン
- 年式に対する規制はなかったが、2023.4月から登録後10年以内に許容年式制限
- 年式制限前の1台あたり$5,000~$6,000程度の中価格中心に輸出
- 厳しい基準で車両の外観状態を評価する
09.
ジョージア
- 年式の規制なし。左ハンドル使用国や右ハンドル車両も輸入可能
- ジョージアのフォーティ港はプリゾンで、アゼルバイジャン、アルメニア向きの車両もすべてここで荷役
- ジョージア首都トビリシ近くのルシタビに大型中古車流通団地運営中
10。
ロシア
- 関税問題により、3年以内に車両に対してのみ輸出が行われる。 / 4輪車中心に輸出
- ウクライナ戦争後の輸出台数の急増。国産車だけでなく輸入車種も大量に輸出
- ロシア以外にカザフスタンやキルギスを経由したバイパス輸出も性行
11.
カザフスタン
- 2年以内の車両のみ輸出可能。
- 数年前のウーハンドル車両は2015年の輸入禁止で以来日本車の輸入不可
- 2022年に急増した輸出台数は、ほとんどロシアへのバイパス輸出台数と推定される
12.
リビア
- 年式に関する規制一切なし/定期的に年式規制の可能性が議論されること
- 韓国最大の輸出対象国/外観、性能に対する具体的な要求基準はないようだ
- 同国への輸出台数の多くは、北アフリカ付近の国に迂回輸出されると推定される
13.
エジプト
- 公式には当該年度に製作された新車級車のみ
- 商業目的の中古車の輸入は法規上禁止されていますが、所有権証明の際に輸入可能
(Importation of used automobiles for commercial purposes is prohibited.
They may be imported for personal use upon verification of ownership.)
- 現実的に現在でも個人ごとに1台基準で中古車の輸入が可能なようだ
14.
セネガル
- 7年以降車両のみの輸入が可能
- ECTN(Electronic Cargo Tracking Note)という一種の出荷証明書を通関時に要求する
- 1台あたり$4,500程度の車両を中心に月100台程度の輸出になる 2023年には月300台水準増加
15.
アンゴラ
- 5年以内の車両およびLHD(左ハンドル)車両のみの輸入が可能
- セネガルと同様にECTNという一種の出荷証明書を通関時に要求する
- 2020年以降月100台程度の輸出になり、2022年以降200代水準に増加する
- 1台あたりの輸出価格が$7,000水準で比較的良質、高価格車が輸出される
16.
ルワンダ
- 輸入年式に対する規制はない/ただし、LPG車両は輸出にならない
- 2022年に月平均100台水準まで輸出台数増加/乗用RV車中心に輸出
- ガソリンハイブリも車両も多く輸出される
- 1 台あたりの輸出単価が $4,000 レベル
17.
ガーナ
- 10年以内の車両輸入許可(ただし、以外の車両も年度別10%ペナルティ減数条件で輸入可能)
- 過去の韓国産中古軽自動車の最大輸出国だったが最近は大幅に減少した
- 月平均1,500台水準輸出された国や2022年以降景気低迷で月間500台以下に急減
18.
モンゴル
- 年式基準の輸入禁止規定はないが、生産年度別に差分的消費税賦課で実質的な規制
- LPG車両、ハイブリッドおよび電気車両は消費税の50%減免
- 日本産輸出車令10年未満中古車は、積送条件及び原産地規定を満たす時関税100%免除
19.
カンボジア
- 年式による輸入禁止など規制はない
- 生産年度別に税差分課課/ただし、10年超過車両については一括10年基準税賦課
- 韓国の老後カーゴトラックおよび乗合車種が最も多く輸出される国
- 2019. 前月間2,000台以上輸出 / 2020年以降 減少、2022年は1000台レベルに減少